変形性股関節症 末期の症状と、手術後の生活まで 体験談

ずーっと、痛かったのです。

50代ちょっと前位から、 お尻あたりの痺れが始まり、

60歳になる年に、人工股関節に置換する手術をしたのですが

その経緯についてお話ししたいと思います。

あまりの激痛に、脂汗が出るほど。

はじめは腰、お尻に座骨神経痛のような症状があり、

お尻の痺れで 椅子から立ち上がって歩き出しが辛く、

とても気になっていました。

そこから、長く歩くと足の付け根が痛くなるように。

歩くと痛いという意識が、だんだん強くなっていきました。

しかし仕事など日々忙しく、そのうちに病院に行こう、

落ち着いたら行こう、と延ばし延ばしにしていました。

そんな状態が続いていましたが、

とうとう、まともに歩くこともできないほど、

痛く辛くなってしまいました。

やっと病院に行き、通院をはじめてからも、

どんどん悪化しました。

少し歩くたびに痛みに耐えるため「シッ」と歯の間から漏れる声、

一歩歩くごとに立ち止まり、通常なら徒歩10分の駅までの距離が

永遠にも感じ、引き返すこともできず、立ち尽くしたこと。

家の中での些細な動きですらも、台所のシンクに寄りかかり、

脂汗を浮かせて歯をくいしばる痛み。

それが末期の症状からさらに進行した状態です。

変形性股関節症の末期という、衝撃の診断

診断は 先天性股関節脱臼 から、

臼蓋形成不全 → 変形性股関節症 の末期

という段階を経たものということでした。

末期!

内臓疾患以外でも、末期というものが存在すると、

初めて知りました。

医師からは、手術をすすめられました。

ショックで、俄かにはどうしても受け入れることができませんでした。

10年以上前のこの頃は、まだ知り合いや周囲でも、メデイアでも

人工股関節のことは知り得ず無知だったのです。

歳を重ねるとは、身体のあちこちの機能がだんだん衰えていくことなのですが、

認識したくない自分がそこにいたのだと思えます。

今振り返れば子供の頃から何となく足の付け根が痛く、

駆けっこはいつもビリ、大人になっても よくサロンパスを貼っていました。

手術ということに物凄く恐怖を感じました。

これまで健康に生きてきて、大きな手術をしたことがなかった私。

入院すら、出産の時だけだったのです。

手術が怖くて仕方がありませんでした。

何とかして手術をしないで治す方法はないものかと、

TVや雑誌でCMを見るコンドロイチンなど摂取してみたり、

良い整形外科があると聞けば行き、接骨院も、

藁をもすがる思いで通ってみました。

長く仕事をしており、電車で通勤していました。

駅までや近所の買物に自転車を利用していましたが、

サドルに乗るのに だんだん痛くなってきて、乗れなくなり、

それからは急激に酷くなって行ったように記憶しています。

さながら階段から転げ落ちるように、いっきに進行していきました。

このころ、見かねた娘が、折り畳みの杖をネットで購入してくれたのですが、

もっと早くから使っていれば良かったと思いました。

(それまで この場に及んでも「杖をつく自分の姿が」恥ずかしいと感じ、

受け入れられなかったようです。)

ついに歩くのが非常に辛くなり限界を感じたころ、

病院で「酷くなり過ぎると手術も出来なくなりますよ!」と言われた時、

今度は別の怖さでゾーッとしました。

「このままでは手術も不可能になる」やっと 手術への選択

実は、一度、通い易い近くの総合病院の整形外科で、

手術の日取りまで決まっていたのですが、

どんどん不安が募り、キャンセルしてもらいました。

その後いろいろ調べて、信頼できる先生、病院に出会い、

気持ちが決まりました。

怖さと不安はもちろんありましたが、

もう手術するしかない! この先生を信頼していこう! と

揺るがない気持ちに変わっていきました。

この頃には家の中で這って歩き、病院では車椅子でしたので、

娘には全て世話になりました。

主治医の先生に「こんなになるまで……」と絶句されたほど私は我慢していたのです。

決意するまで長引いたワケに、患っていた夫との死別であったり、

無知ゆえに手術が怖くて怖くて堪らなかったこと、など思えます。

人工股関節手術を両足 同時にいたしました。

当時は片足づつ、半年の期間を置いてというやり方が普通でしたが、

私が通院していたのは人工股関節に関して指折りの病院だったので、

両足同時の人工股関節置換手術が可能だったのです。

人工股関節手術を両足 同時にするメリットは、

  • 期間が短くて済む、
  • 左右のバランスが良く、
  • よりキレイに歩けるところ。

しかし年齢や体力により同時に出来ない場合もあります。

片足だけ人工手術の方が多いのですが、

手術した足をかばうために、もう片方にもだんだんと負担がかかり

また何年か経てから、もう片方も手術ということよく聞きます。

バランスがとても難しいですね。

良い病院と信頼できる先生方、最新医療(+感動的なカリキュラム)により、

私は再び元気と笑顔を取り戻すことができました。

生還した!!

というのが、ピッタリの表現です。

何よりずーっと寄り添ってくれた娘がいたことは大きいです。

こうして、親せきや友人の方々にも見守られながら

“スタスタ歩き” へのスタートを切りました。

嬉しと感謝で声をあげて泣き 涙した日、今鮮烈に脳裏によみがえります。

普段の生活に、リハビリ、定期健診、散歩などをおりまぜながら、

日を増すごとに良くなっていくのを実感しました。

以上、私が手術を受けたありのままを記しました。

股関節の悩みをお持ちの方に、私が体験してお伝えしたいこと

私は成功した例であり、手術を受けた方の中には、

思うような結果にならなかった、という方も、

もしかしたらいらっしゃるかもしれません。

これから手術を受ける方、

悩まれている方に保証できるものではありません。

でも、私の人生がここで大きく変わり、

希望に満ち溢れたものになったことは事実です。

下記をお伝えしたいと思います。

* 股関節に痛みや何らかの違和感、異変を感じたら、

なるべく早く受診する。

応じての処置やリハビリ、温存療法など指示に向き合うこと。

* 変形性股関節症 末期と診断され、手術を促されたら、

そのほうに気持ちを向けるよう心がけ、

いろいろ調べることに自分をもっていく。

* 進行が酷くならないうちに手術した方が、

自分にも家族にも、度合いが優しく良く

その方がスムーズに進みます。

人工股関節手術により 経過後

あのひどい痛みがとれるのです!

そして今までよりキレイに歩くことができるのです!

何処へも行けます!

正座も楽にできます!

次の新しい人生が笑顔と共に始まります!

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